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紙版画 一輪車に乗っている人2

TOSSお茶しましょ・ 永山 祐HP
教室ツーウェイNo245(明治図書)22ページ、井上朋子氏の実践の追試
作成日:2002年2月28日

誰でもできる紙版画指導。人の動きを表現させるためには、体の部品(パーツ)を作り、 それを福笑いのように並べてみることが効果的である。このページは「一輪車を作る」「手、足、体を作る」場面である。

1.一輪車を作る

 第4時である。

 一輪車を作る。

 まずは、車輪を作る。

 四つ切りの画用紙を配り、次の指示を出す。

 指示 一輪車のタイヤを作ります。まず、えんぴつでタイヤの外側の円を描きます。大きさは、作った頭より少し大きいくらいです。

 全員が書いたことを確認し、次の指示を出す。

 指示、えんぴつの線にそって、手でちぎります。カタツムリの手ちぎりがスタートします。よ〜い、はじめ。

 ゆっくり、少しずつちぎる。

 全員がちぎったことを確認し、次に進む。

 指示、タイヤの内側の円をえんぴつで描きます。

 タイヤの外側の円と内側の円が細すぎないかを見て周り、次の指示を出す。

 指示 タイヤの内側の円をはさみで切り抜きます。

 そして、タイヤの次は、「スポーク」である。

 はさみで細い線を切り、タイヤに貼る。

 「サドル」、「サドルとタイヤをつなぐ棒」を作り、のりづけする。

 一輪車を完成である。

 ペダルは、煩雑になるため、作らなかった。

2. 手、腕を作る

 第5時である。

 手と腕を作る。

 まずは、腕である。見本を見せながら、説明する。

 説明 関節ごとに作ります。一本の腕は二つの部分からできています。

 肩から肘までの部分と肘から手首までの部分を分けて作る。

 次に手である。

 見本を見せながら、次のように説明する。

 説明 手も手の平と指を分けて作ります。指は一本ずつ作ってもいいし、関節で細かく作ってもいいです。

 ピースをしていたり、握っていたりした手でもいいことを付け加えた。

 手の平と指をのりづけする。

 しかし、腕の方はのりづけさせない。あとで動きを作るためである。

3. 足と体を作る

 第6時である。

 足と体を作る。

 見本を見せながら、どのような部品が必要かを説明する。

 足は、大腿(ふともも)、膝から下、足(くつ)に分けて作る。

 体は、胴体全体を一つの部品とした。

部品作った部品

4. 体の動きを作る

 第7時である。

 これまでに作った部品を並べる。

 説明 今までに作った部品を並べます。並べたら先生を呼びます。「合格」と言われた人は、のりで貼ります。動きのない並べ方は不合格です。

 部品が全部できた子から、作った部品を並ばせる。

 部品が全部できていない子には、足りない部品を作る。

 (これまでの時間で作り終わっていなかった部品を作るよう指示を出す。)

 

 並べた子のところに行き、動きのある並べ方かを確認する。

 動きの少ないときは、アドバイスをし、並ばせ方を修正させる。

 「合格」した子からのりづけする。(この時間に全部できなかった子が半数いた。)

部品ののりづけ並べ方で合格した子は、のりづけする。