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五色百人一首・我流を克服しよう2
「同時に取った」ということへの指導

TOSS「お茶しましょ」 永山祐 HP


 何も指導しないと、
 「ぼくの方が早かったよ。」
と言う声が飛び交います。
 明らかに遅くても、「同時だ」と主張し、ジャンケンをしようとする子が出てきます。
 そのようにそのようになる前に、次のように指導します。

「とったとき、同じ札に手がのることがありますね。手が下にあった方が早いのです。」

 このことを徹底させます。
 次の札を読み、「同時になったとき」のことを説明します。
 「とったとき、同じで、どちらが早いか分からないときもあります。その時はジャンケンをします。」
 しかし、これでもなかなか徹底しません。
 向山先生は、「初めての指導」で次のように徹底させています。 

「今、ここで、同じに取ったと言うのがありました。
同時の時はジャンケンをしなさい。
つぎ、手が下に入った人が勝ちです。
手がちょっとでも下の人が勝ちなんです。」

 このルールも徹底させなければなりません。
 「同時の時はジャンケン」だけでは、ダメです。
 自分が遅くても「同時だ」と言ういう子が出てきてしまいます。
 「手がちょっとでも下の人が勝ち」の方が、はっきりと分かります。
 ルールはシンプルで、判定しやすい方がいいのです。 

 
★☆参考・引用☆★
「A:五色百人一首(初めての指導)」テープ 東京教育技術研究所
「五色百人一首指導の手引き」 東京教育技術研究所

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