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(C)Two-Way/小学校/授業/1年生/学級活動/発表技術

1年生にはじめて理由を発表させる

1,発表させる題材はたくさんある。

 普段の生活の中に、発表させるための題材はたくさんある。
 とても元気のいい1年生。
 ところかまわず走り回る。
 職員室前の廊下でも、おかまいなし。
 そこで次のように聞いた。
「廊下は何をするところですか。」
 子どもたちは、すぐに答える。
「歩くところ」
 すかざす、次のように言う。
「えっ、走るところではないのですか。」
 子どもたちは、勢いよく答える。
「廊下で走ったらダメなんだよ。」
 廊下を走ってはいけないと高学年や先生たちから注意されているのである。
 自分のことは棚に上げて、「走ってはいけない」と主張する。 

2,廊下は走るところか、歩くところか。

「廊下は歩くところですか、走るところですか。」
 「歩く」、「走る」のどちらかに挙手させた。
 全員、歩くに手を挙げた。

3,なぜ廊下は歩くところなのですか。
 黒板につぎのように書く。

ぼくは、ろうかは あるくところだと おもいます。
なぜかというと、○○○○○○○だからです。

 まず、読んで聞かせる。
 次に、全員で声をそろえて読む。
 何人かを指名し、立って読ませる。
 また、全員で声をそろえて読む。
 そして次のように言う。
「発表できる人から立って発表してください。」
 指名なし発表である。(くわしくは「はじめての指名なし発表」のページへ
 次のような発表が続く。
「ぼくは、廊下は歩くところだと思います。なぜかというと、ぶつかったらけがをするからです。」
「ぼくは、廊下は歩くところだと思います。なぜかというと、うるさくなるからです。」

 話形を示し、1年生にはじめて「理由」を発表させた。
 ほぼ全員が、すぐにこの話形を覚えてしまう。
 

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